• 北のともしび

    音楽を手掛けたドキュメンタリー映画「北のともしび ノイエンガンメ強制収容所とブレンフーザー・ダムの子どもたち」が、7月30日より新宿K’s cinemaほか全国で順次公開されます。監督の東志津さんからのご依頼はすでに世に出ている楽曲を使用したいとのことだったのですが、映画の内容を聞いたり編集途中のものを見せてもらって、自分も音楽できちんと携わりたいと思い、音楽を作りました。東さんの誠実な眼差しが、歴史の過酷な現実にしっかり向き合う気持ちを見る者にも与えてくれます。8月11日、K’s cinemaでの上映後には監督とのアフタートークに登壇します。

    ドキュメンタリー映画「北のともしび ノイエンガンメ強制収容所とブレンフーザー・ダムの子どもたち」
    監督:東志津
    語り:吉岡 秀隆
    音楽:阿部海太郎
    日本語字幕:吉川 美奈子

    2022年/日本/108分/ドイツ語、英語、日本語/カラー/ステレオ
    製作・配給/S.Aプロダクション

    新宿K’sシネマでの上映は7月30日〜8月19日まで 10:00〜 ※8/7・10・14・17は休映

    予告編→ 
    S.Aプロダクション 公式サイト→

  • Umitaro ABE, nakaban and Sayaka Ōsaki presents 暗闇に手をひらく

    画家のnakabanさん、詩人の大崎清夏さんと一緒に演奏会を開催いたします。

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  • 悲劇喜劇

    悲劇喜劇の2022年7月号に寄稿しました。特集は「演劇と音楽 舞台に響く音」。これまで作曲家として演劇に携わってきた経験から実感する、受動的に「聞く、聞こえてくる」音楽がもつハプニング性と、言葉に身体性を呼び戻すことができる音楽の可能性について書きました。これからの演劇における音楽の可能性が広がることを願っています。

    悲劇喜劇 2022年7月号
    武満徹といずみたく 矢野誠一
    アンケート「わたしが選ぶ、演劇音楽」  
    音楽に関わり続けて見えたこと 上田久美子 聞き手=飯塚友子 
    「歌」の来歴 佐藤信 
    音楽劇『わが町』と井上ひさし 土居裕子 
    音の感覚を追究する 阿部海太郎
    呼び水としての音楽 棚川寛子 
    日本語音楽劇十選 内田洋一

  • { 夢みる耳は夜ごと月を包む ー松本の午後にて }

    権頭真由さんの初ソロアルバム「夢みる耳は夜ごと月を包む」リリース記念イベント { 夢みる耳は夜ごと月を包む ー松本の午後にて } に出演いたします。

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  • 土曜の朝と日曜の夜の音楽

    雑誌「&Premium」のウェブサイト「&Premium.jp」のコーナー「土曜の朝と日曜の夜の音楽」で、5月の選曲を担当しています。よろしければ美しい5月の週末のお供に。

    土曜の朝と日曜の夜の音楽 →

  • 幻海をのぞく

    瀬戸内国際芸術祭2022 春会期で発表されているアーティストの南条嘉毅さんによるインスタレーション作品「幻海をのぞく」の音楽を手掛けました。浜辺の一軒家の中に再現される風景を通じて瀬戸内海の長い歴史を体験できる作品です。

    「幻海をのぞく」
    作家:南条嘉毅 
    造形・演出サポート:カミイケタクヤ 
    特殊照明:鈴木泰人(OBI)
    音楽:阿部海太郎 

    場所:沙弥島
    瀬戸内国際芸術祭2022 春会期:4月14日~5月18日

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  • JAXA’s

    JAXA(宇宙航空研究開発機構)が発行するフリーペーパー「JAXA’s」で、JAXA宇宙科学研究所で重力波の研究をされている和泉究さんと「時間」をテーマに対談しました。物理的な観点では私たちは他者と時間を共有することはできないけれど、その事実を音楽は乗り越えられるんじゃないか……とても刺激的で楽しい対談でした。ウェブ版には対談の動画もあります。

    JAXA’s ウェブ版 「時間と宇宙。有限と無限のあいだで」 →

  • 権頭真由初ソロアルバム『夢みる耳は夜ごと月を包む』リリース記念イベント 「ピアノは夢を象りはじめる」

    音楽家、権頭真由の初めてのソロアルバム『夢みる耳は夜ごと月を包む』をお披露目するイベントを開催いたします。ときどき演奏、ときどき歌、ときどき口笛、ときどきお話など。アルバムに収録されているのは、彼女が見た夢そのものを奏でた曲たちです。ぜひあなたの夢の話もお持ちください。その夢が即興で奏でられるかもしれません。アルバム7曲目の夢に登場する架空のお菓子「ディヌンドロ」を、nicolasさんがこの日だけ特別に創ってくださいます。春のはじまりの土曜日の午後、ピアノの前でお会いできること、できたてのCDをお披露目できること、nicolas特製「ディヌンドロ」をお召し上がりいただくこと、夢をともにできることを心待ちにしながら、彼女は今夜も夢をみます。

    日時|2022年3月19日(土)15:00~20:00
    *15:00オープン、20:00クローズとなります。この間のお好きなお時間にお越しください。ただ、時節柄、混雑時にはご入場をお待ちいただくことがございます。あらかじめご了承くださいませ。
    場所|nicolas(東京都世田谷区太子堂4-28-10 鈴木ビル2F)
    料金(架空のお菓子「ディヌンドロ」付き)|2,000円/小学生以上18歳以下 1,000円 +nicolasのメニューよりお飲み物をオーダーください/小学生未満 無料
    持ち物|あなたの夢の話
    ご予約・お問い合わせ|件名を「ピアノは夢を象りはじめる」として、本文に、(1)お名前(2)お電話番号(3)大人、小学生以上18歳以下、小学生未満の各人数 を明記の上、【theatremusica@gmail.com】宛にメールにてお申込みください。こちらからのご返信をもってご予約完了となります。

  • 権頭真由『夢みる耳は夜ごと月を包む』

    阿部海太郎の自主レーベルであるTHEATRE MUSICA(シアタームジカ)より、音楽家、権頭真由さんの作品がデジタルリリースされました。阿部以外の作品をリリースするのは初めてでもあります。権頭さんは、「表現(Hyogen)」、「3日満月」、「momo椿*」、「Lupe∝」など芸術的な音楽ユニットでの演奏活動や、子どもたちと創造する音楽サーカス「音のてらこや」などを通じて、現実と夢、子供と大人、国と国、人間と楽器といった境界を瞬く間に消し去っていく音楽を生み出し続ける音楽家です。アルバムに収録されているのは、自身が見た夢そのものを奏でた曲たち。音楽と夢。形を持たないもの同士が互いを存在させ合うのを、聴く者は夢うつつの心地で目の当たりにするでしょう。各曲には、権頭が長く憧れ、またその作品への参加を通じて親交を深めたイスラエルの振付家、インバル・ピントと彼女の息子、ベンが描いた絵が寄り添います。3月19日にはCDも発売となります。発売を記念したイベントを三軒茶屋にあるカフェ、nicolasで開催いたします。

    権頭真由『夢みる耳は夜ごと月を包む』
    Mayu Gonto|Every night, a dreaming ear listens to the moon wrapped

    収録曲:
    1. 半分水に浸かった彫像庭園|A half-submerged sculpture garden
    2. 瞼をノックする鳥のつけまつげ|A bird’s fake eyelashes knocking your eyelids as you blink
    3. 人形に操られる人に導かれた図書室|A puppet pulling the strings to let the puppeteer guide you to the huge library
    4. 生きているとは知らず|You’d have never known if she’d been alive
    5. 燃えるお召し物と耳元の異国の歌|Burning clothes and whispers of foreign songs
    6. 全ての哀しみは階段を降りて来る|Every sadness comes down the stairs
    7. 気に入りの菓子(ディヌンドロ)を濡らさないように|Be careful not to spill onto your favorite sweets

    品番:DDCM-8007(MUSR-010) 
    配信リリース:2022年3月2日
    CDリリース:2022年3月19日
    レーベル:THEATRE MUSICA

    演奏:権頭真由
    録音、ミックス:佐藤公哉
    マスタリング:大城真
    デザイン:小島沙織、島田耕希(SHIMA ART&DESIGN STUDIO)
    絵:インバル・ピント、ベン
    英訳:ミヤギフトシ

    レーベルディレクター:阿部海太郎
    レーベルマネージメント:増崎真帆

    配信サービスリンク https://ssm.lnk.to/Enadlttmw

    権頭真由(ごんとうまゆ)
    アコーディオン、ピアノ、うた。東京生まれ。音楽を通して世界と対話し、あらゆる美しさに花を添える。「表現(Hyogen)」、「3日満月」、「momo椿*」、「Lupe∝」、菅間一徳とのデュオなどで作曲、演奏活動を行う他、インバル・ピント&アブシャロム・ポラックダンスカンパニー作品『WALLFLOWER』などの舞台音楽、映画音楽などの分野でも活動する。子どもたちと作る音楽サーカス「音のてらこや」を主宰。長野県在住。オフィシャルウェブサイト:mayugonto.com

  • 薔薇と海賊

    1958年に発表された三島由紀夫の戯曲を大河内直子さんが演出する舞台『薔薇と海賊』の音楽を担当します。童話作家の女性と彼女の童話の中の主人公だと信じている青年の純愛を通して交錯する虚実が描かれます。1970年に再演された際、三島由紀夫が涙を流しながら観ていたという逸話も語られる作品です。

    『薔薇と海賊』
    原作:三島由紀夫
    演出:大河内直子
    出演:霧矢大夢、多和田任益、田村芽実、須賀貴匡、鈴木裕樹、大石継太、飯田邦博、羽子田洋子、篠原初実、松平春香

    東京公演
    日程:2022年3月4日(金)-3月13日(日)
    会場:東京芸術劇場シアターウエスト

    大阪公演
    日程:2022年3月25日(金)・26日(土)
    会場:茨木市市民総合センター クリエイトセンター

  • SKYWARD

    JALの機内誌「SKYWARD」の連載企画「@TRAVEL」の〈音/Music〉に寄稿しています。2022年2月号~4月号の3回の連載です。エッセイを書きながらかつての旅の余韻に浸っています。

  • 永野雅子 写真展 かすかな光

    写真家の永野雅子さんにポートレートを撮影いただきました。その写真も展示される展覧会が開催されます。出会ってからずいぶん経ちますが、この機会に撮影いただけたこと、ありがたく思います。

    永野雅子 写真展 かすかな光
    日程:2022年1月7日(金)ー1月17日(月)11:00-19:00 最終日は17:00まで
    会場:America-Bashi Gallery(東京都渋谷区恵比寿南 1-22-3)

  • 恋せぬふたり

    2022年1月10日(月)にスタートする、よるドラ「恋せぬふたり」の音楽を手掛けました。アロマンティック・アセクシュアルのふたりが主人公の物語です。ふたりの心の動き、葛藤を丁寧に汲み取ろうとする製作陣、俳優陣の思いがこもったドラマです。

    よるドラ「恋せぬふたり」
    放送日時:2022年1月10日(月)スタート 全8回 22:45
    脚本:吉田恵里香
    主題歌:CHAI「まるごと」
    アロマンティック・アセクシュアル考証:中村健 三宅大二郎 今徳はる香
    制作統括:尾崎裕和
    プロデューサー:大橋守 上田明子
    演出:野口雄大 押田友太 土井祥平
    音響デザイン:吉川陽章

    出演:岸井ゆきの、高橋一生/濱正悟、小島藤子、菊池亜希子、北香那、アベラヒデノブ、西田尚美、小市慢太郎

  • 忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵 出世階段

    12月4日・11日に放送されるドラマ「忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵 出世階段」の音楽を手掛けました。脚本・演出は「京都人の密かな愉しみ」「スローな武士にしてくれ」「ライジング若冲」などでもご一緒している源孝志さん。江戸時代に実在した役者、中村仲蔵の下剋上人生を描く物語です。仲蔵の創意工夫に満ちた一世一代の芸へのオマージュのつもりで音楽をつくりました。エンディングまでお見逃し、お聞き逃しなく。

    「忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵 出世階段」
    放送日時:2021年12月4日・11日(土)21:00-22:29 BSプレミアム・BS4K
    脚本・演出:源孝志
    出演:中村勘九郎、上白石萌音、中村七之助、谷原章介、若村麻由美、尾上松也、大東駿介、山西惇、波岡一喜、本田博太郎、髙嶋政宏、藤原竜也、名取裕子、笹野高史、石橋蓮司、吉田鋼太郎、段田安則、市村正親

    作曲についての阿部のコメントが番組のスタッフブログに掲載されています。

  • 庭をめぐる対話

    山田咲さんが監督した映画「庭をめぐる対話」の音楽を手がけました。山田さんは、創業170年以上の京都の造園会社、植彌加藤造園で日本庭園の活用事業を担当されています。日本とフランスで庭園づくりに携わる6人の対話の音声が主役という独特のアプローチで、人と庭の関係性を深掘りしながら露わにしていく作品です。今後、各地のアンスティチュ・フランセで上映される予定です。

    「庭をめぐる対話」
    監督:山田咲
    登場人物:アラン・バラトン(ベルサイユ宮殿主任庭師)、ジャクリーヌ・オスティ(ランドスケープアーキテクト)、水眞洋子(在仏庭園史研究者、造園家)、山田咲(植彌加藤造園知財企画部長)、加藤末男(文化財庭園保存技術者・植彌加藤造園)、吉川大輔(植彌加藤造園庭園部)
    助成:ヴェオリア・ジャパン株式会社、アンスティチュ・フランセパリ本部
    共同制作:在日フランス大使館 /アンスティチュ・フランセ日本、植彌加藤造園株式会社

    福岡上映会
    日程:2021年10月26日(火)18:30-
    会場:アンスティチュ・フランセ九州 *オンライン参加も可能
    詳細→ 

    京都上映会
    日程:2021年10月28日(木)18:00-
    会場:アンスティチュ・フランセ関西
    詳細→ 

    *今後、東京、横浜、札幌、パリでも巡回上映予定です

  • 100台のトイピアノ展 ー秘密の森の庭のシアターコンサートー

    トイピアノが主役のイベントで演奏します。

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  • UCC パーパスムービー

    UCCグループの新しいコーポレートメッセージを伝えるムービーの音楽を担当しました。ひと粒のコーヒー豆から、愛ある世界が広がる物語です。UCCのウェブサイト「私たちの存在意義」のページからご覧いただけます。

    企画制作:ライトパブリシティ+KIGI
    クリエイティブディレクション・コピーライティング:国井美果
    アートディレクション・企画:植原亮輔(KIGI)
    アートディレクション・イラストレーション:渡邉良重(KIGI)
    デザイナー:大坪メイ(KIGI)
    プロデュース:田保智世、篠崎裕美(ライトパブリシティ)
    アニメーション:森本眞生
    イラストレーションアシスト:岡室起子
    ナレーション:レイチェル・チャン

  • Tentopathie

    金沢で開催されるマーケット企画で、画家のnakabanさんとちょっと変わったことをします。

    datail →

  • スズ・シアター・ミュージアム「光の方舟」

    能登半島の先端に位置する珠洲市で開催されている「奥能登国際芸術祭2020+」のプログラムのひとつ、「スズ・シアター・ミュージアム『光の方舟』」の音楽を手掛けました。スズ・シアター・ミュージアムは、珠洲の家々の蔵に残されていた民具(日用品や農具、漁具など)を集め保存するプロジェクト「大蔵ざらえ」の集大成となるもので、南条嘉毅さんのキュレーションのもと8組のアーティストが民具を素材に作品をつくリ展示しています。芸術祭終了後も常設施設として残される予定です。珠洲は日本列島のほぼ中央に位置するそうで、何度でも訪れたくなる魅力があるところです。

    スズ・シアター・ミュージアム「光の方舟」 
    鑑賞料金:一般800円 大学生600円 小中高校生400円
    住所:旧西部小学校(珠洲市大谷町2-47)
    作品鑑賞時間:9:30-17:00(奥能登国際芸術祭2020+会期中)

    奥能登国際芸術祭2020+
    会期:2021年9月4日(土)ー10月24日(日)
    会場:石川県珠洲市全域

  • 空のハモニカ〜わたしがみすゞだった頃のこと~

    長田育恵さん脚本、扇田拓也さん演出の朗読劇「空のハモニカ〜わたしがみすゞだった頃のこと~」の音楽を担当します。詩人、金子みすゞが本名の「テル」として生きた最後の日々を描くこの作品は、2011年にてがみ座で初演されました。今回、朗読劇として上演されるにあたって新たに音楽で参加させてもらうことになりました。

    『交響朗読劇 空のハモニカ〜私がみすゞだった頃のこと~』
    脚本:長田育恵
    演出:扇田拓也
    出演:石村みか、今泉舞、大場泰正、高畑こと美、中田春介、箱田暁史、福田温子、水口早香、森啓一朗、八木光太郎
     
    日程:2021年8月18日(水)17:30・8月19日(木)11:00・16:00
    会場:横浜市泉区民文化センター テアトルフォンテ (神奈川県横浜市泉区和泉中央南5-4-13 相鉄いずみ野線 各停・快速・通勤急行「いずみ中央駅」下車 徒歩1分)